
聞いていた話と違う!

まさか、こんなことになっていたとは!
こんな感じに、転職で後悔した経験はありませんか?
転職で後悔する原因のほとんどが、想像と実際のギャップです。

そんなの入ってみないとわからないじゃない!
おっしゃるとおりです。
実情は転職してみないとわかりません。
でも、しっかりと店舗を見学すれば、ある程度は想像は付きます。

店舗見学くらいで、仕事を休んでられないわよ。
あなたの心の声が聞こえてきましたが、あえてキツイことを言わせていただきます。

店舗見学せずして、良い転職はなし!
店舗見学なしに、転職先を決めるな!
ただなんとなく見学するだけでは、何もイメージできず終わってしまいます。
本記事は設備・環境に焦点を合わせて解説します。
最後まで読めば、設備・環境のチェックポイントが分かります。
さあ、はじめましょう。
薬局の設備
転職後にあなたが関わる薬局の3大設備は、レセコン・薬歴・分包機です。
これらのチェックポイントについて解説します。
レセコン
転職先をレセコンで選ぶ薬剤師はいないと思いますが、あなたが使ったことがあるメーカーのレセコンなら、転職後も楽勝ですね!
有名どころの調剤用レセコンといえば、このあたりでしょうか。
- Recepty Next(EMシステムズ)
- Pharnes(パナソニックヘルスケア)
- Melphin(三菱電機インフォメーションシステムズ)
薬歴(電子・手書き)
電子薬歴のコピペ機能を使えば、薬歴作成にかかる時間はかなり短縮できます。
ですので、理想は電子薬歴ですね。
薬剤師の人数に対して何台設置されているか。それも大切です。
というのも、台数が少ないと薬歴の入力待ちが発生するからです。

昔、勤めていた薬局は、薬剤師15人に対してPC5台だったの。
薬歴の順番待ちが発生して効率悪かったよ。
(残念ながら)紙薬歴の場合は、ネット環境(有線・無線)と接続できるPCの台数の確認が必須です。
有線で1台だけだと、調べもの待ちの時間が発生するからです。
(メール・雑務など、様々な用途にその1台が酷使されているはず!)

こんなに電子化が進んでいるにも関わらず、手書き薬歴って…。
あぁ、悲しすぎる。
関連記事 2.3年で辞めて転職できる?と焦る第二新卒薬剤師に伝えたい3つの視点
分包機など
分包機は、湯山と高園の寡占状態です。
ただ、この2社は錠剤・散剤の番号の方向が違うため、メーカーが変わると気持ち悪いです。
↓あれば便利なシステム↓

設備に投資していない薬局は、薬剤師のマンパワーでひたすら回しているかもね。
ただし、入っているシステムが良ければいいというわけではなく、その薬局の規模にあった設備投資がされているのか。何事もバランスが大切です。
関連記事 眠れないほどに納得!薬剤師が転職で後悔する本当の原因
薬局の環境
薬局の環境が整っていないと、調剤ミスの頻度が上がったり、居心地が悪くなったりします。
調剤室の薬の管理状況
調剤室はキレイでしょうか?
キレイと言っても、床がピカピカとか、調剤棚がホコリひとつないとか、そういうことではありません。
整理整頓がされているか。薬がしっかりと管理されているか。ということです。
整理整頓はビジネスのキホンですし、調剤室の整理整頓がなされていないと、余計なことろに神経を取られ、調剤ミスを起こす確率が上がります。

採用担当者の印象が良かったからこの薬局に決めた!
いざ、薬局見学したらゲンナリ。パス!
ってこともあったよ。
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調剤室の規模
薬剤師ひとりに対して、1坪(約3.3m2)程度のスペースが理想です。(調剤棚などのスペースを除いて)
薬剤師の人数・外来患者数に対して、調剤室の規模(広さ)は適切でしょうか?
薬剤師の人数に問題がなくても、調剤室が狭いとスムーズに動けませんし、快適に過ごせません。
調剤室の大きさで、同時に働ける薬剤師の上限が決まってきます。
薬局内の掲示物
薬局の掲示物がおざなりだと、薬局の業務自体が雑(いい加減)なのかもしれません。
薬局見学は調剤室がメインになりますが、待合室もチェック事項のひとつです。
中でも、チェックしてほしいのが掲示物です。

薬局には、法令で義務付けられている掲示物もあるからね。
- 薬局又は店舗の管理及び運営に関する掲示
- 要指導医薬品及び一般用医薬品の販売に関する制度に関する掲示
- 薬剤服用歴管理指導料に関する掲示
- 調剤報酬点数表の掲示 など
掲示物は完璧ですか?
ボロボロの紙で掲示されていませんか?
最新版が掲示されていますか?
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休憩室の環境
薬局の休憩室が狭い(過密)だと、疲れを癒すことができません。
薬局薬剤師の休憩時間は30分~1時間です。
ですので、多くの薬剤師は外食せず、休憩室で食事を摂るのが必然です。
休憩室にこのようなアイテムがあると快適さが増し、リラックスできますよ。
心身穏やかに働くためには、しっかりとした休憩が必要ですよね。
落ち着ける・安らげる休憩室があるかどうかも、大切なチェックポイントです。
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薬局見学のポイント(設備編)
では、薬局見学のポイントをまとめましょう!
薬局見学は、あなたが直接かかわる設備を優先してチェックしていきましょう。
- レセコン(メーカー)
- 薬歴(電子・手書き)
- 分包機(メーカー・種類)
- PC(台数)
- 調剤棚
- 調剤台(監査台)
- 休憩室