あなたが心底転職したいと思っている理由は「人間関係」ではないでしょうか?
もしそうならば、同じ理由で再転職しないためにも、薬局見学をフル活用したいです。実際のあるがままの薬局を見学したいです。
そして、薬局見学の際は「人間観察」を徹頭徹尾行いたいです。
薬局見学には、面接やエージェントからの説明だけでは知ることができない情報が詰まっています。
ただし、なんとなく見学しただけでは、大した情報が得られないかもしれません。
本記事は、薬局見学(人間観察)のポイントを余すことなく公開します。
ぜひ、最後までご拝読ください。
では、始めましょう!
薬剤師と事務を観察する
薬剤師は、あなたが転職後に直接お世話になる人たちです。
店舗見学のときは互いに猫をかぶっています。
にもかかわらず「合わなさそう…。一緒に働きたくない…」と、あなたが感じるようであれば、相手も同じように感じているかもしれません。
管理薬剤師の人柄をチェック
管理薬剤師は、あなたの直属の上司になる人です。
管理薬剤師がイマイチなら、あなたの転職は残念な結果が待っています。
薬剤師の年齢層・性別をチェック
年齢が近くて同性だと価値観が近いので、働きやすいですよね。やっぱり。
でも、デメリットもあります。
それは考え方が偏り、自己成長の機会を失うことです。
薬剤師の人員配置をチェック

何を今さら。面談で確認したじゃない?
と、思うかもしれません。
ですが、面接に説明される人員配置は書類上のことで、実際の体制とは違う場合が往々にしてあります。
例えば、5名の薬剤師でも、そのうち3人はパート薬剤師かもしれません。
ということは、午前診は4~5名(+あなた)体制かもしれませんが、午後診は2人(+あなた)体制かもしれませんね。
事務の人柄もチェック
あなたが直接かかわるのは薬剤師かもしれませんが、事務との関わりはゼロではありません。
一番最初に患者に関わるのは事務です。
いわば、事務は薬局の顔ですので、事務の対応ひとつで薬局の空気感は変わってきます。
薬剤師と事務の連携をチェック
薬剤師と事務の関係が良好であるからこそ、薬局が薬局でいられるのです。
薬剤師と事務は主従の関係ではありません。相互に助け合う関係です。
薬剤師と事務の関係がギスギスしていると、居心地が悪いですよね。
薬剤師と事務との関係は、ちょっと見ただけではわかりづらいかもしれませんが、高感度センサーを働かせ、ひたすら観察です。
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薬剤師に質問してみよう!
薬局の説明は管理薬剤師が行うので(たぶん)、管理薬剤師の声・トーン・ボリュームなどを感じることができます。
「最後に何か質問がありますか?」と問われるはずですので、すかさず「採用担当者と管理薬剤師で食い違いはがないか」これを確認しちゃいましょう。
- 処方箋枚数
- 在庫品目数
- 処方箋集中率
- 実際のシフト
- あなたが病気したときなどの対応
(シフトの調整方法) - 実際の残業時間
- 休日出勤の有無や頻度
- 教育(勉強会の有無や頻度)
- 門前の医師について
(医師のこだわりが強すぎると、結構たいへんです)
管理薬剤師以外の薬剤師にも積極的に話しかけることができれば、薬局の情報だけではなく、そこで働く人物を深く感じられます。
大切なことは、言葉を交わすことで、五感で職場の雰囲気を感じ取ることです。
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事務に質問してみよう!
薬局の求職者で、事務に質問する人はほとんどいません。
だから、採用担当者の印象にも残りやすいですし、別の視点から薬局の情報を得られる可能性があるのです。
- 患者さんの年齢層
- 手ごわい患者さんの有無
- 小児科・耳鼻科であれば、子供の特徴
薬剤師は患者さんの服用している薬の記憶は優れていますが、特徴(気質など)は事務が把握していることが多いです。ヨネ?
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薬局見学では、薬剤師に直接話しかけるのがいい理由
では、まとめましょう。
薬局見学には、面接やエージェントからの説明だけでは知ることができない情報が詰まっています。
だから、高感度センサーを働かせ、色々と観察してみてください。
そして、観察で得られない情報は、直接薬剤師に質問することでゲットできます。