あなたは転職後に後悔した経験がありますか?
実は、転職薬剤師の半分近くは「転職後に後悔した」と思っており、後悔率は年齢とともに上昇していくようです。
ですので、あなたが転職して後悔した経験があったとしても、決してマイノリティ(少数派)ではありません。
しかしながら、転職して後悔する薬剤師にはそれなりの原因(理由)があります。
転職は精神的にも体力的にも負荷がかかるイベントです。
それゆえに、大きなミスマッチは防ぎたいですよね?
さあ、これから「転職で後悔する薬剤師のタイプ」を、私の体験談を交えながら考えていきましょう。
退職理由と志望がリンクしていない薬剤師
退職理由と志望がリンクしていないと、転職後に高確率で後悔します。
あなたが今の薬局を辞めたい理由は何でしょうか?
- 人間関係?
(パワハラ、セクハラ、マタハラ) - 労働時間が長い?
- 忙しすぎる?
- 年収が少ない?
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例えば、忙しすぎるから退職したのなら、今度はゆったりとした薬局を志望するはずですよね。
しかしながら、別の好条件「9:00-18:00勤務」&「土日祝日休み」に目移りして、志望(ゆったりとした薬局)とズレた転職をしたらどうなるでしょうか?
「9:00-18:00勤務」&「土日祝日休み」の薬局は、医学部附属病院や総合病院の門前薬局であることが多いです。
医学部附属病院や総合病院の門前薬局は忙しいですよね。
「ゆったりとした職場に転職したい」と転職活動を始めた方が、それにツラれて転職してしまうと、総合病院門前の調剤薬局は忙しさのために転職後に後悔することは、火を見るよりも明らかです。
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優先順位がコロコロ変わる薬剤師
優先順位のズレが起こると、転職後に高確率で後悔します。
あなたは転職条件の優先順位をこう決定しました。
- 残業少なめ
- 週休2日制
- ゆったりと患者に向き合える
- 自宅から30分圏内
- 年収
この優先順位がいつの間にか入れ替わってしまう薬剤師は本当に多いです。
例えばこのような感じにです。

年収が多いから、残業が多いのは仕方ないか…。

自宅から10分の薬局が見つかっちゃった。ラッキー!
週休2日制じゃないけど仕方ないか…。
一旦優先順位を決めたなら、それに沿って転職活動をしなくてはなりません。ブレてはいけません。
というのも、あなたの転職を助けてくれるアプロ・ドットコム・ファルマスタッフ
など薬剤師紹介会社のエージェントも、コロコロ優先順位を変えられてしまうと、どんな薬局を紹介したらいいのか分わからなくなるからです。

前はこう言ってたのに、今度はこうなの?
もう、この薬剤師さん、訳わからんわ。
紹介するの、止めようかな…。
蛇足ですが、先ほどの優先順位は私の転職の優先順位です。
転職のテーマはこう。

ホワイト環境を獲得できるなら、年収減も受け入れるぜ!
おかげさまで、現在は抜群のホワイト薬局で充実した薬剤師ライフを送っています。
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また、条件が細かい薬剤師や好待遇を求める薬剤師は、転職後に些細なことで不満を持ったりや後悔をする確率が高いです。

面接で聞いていたことと違うじゃない!
条件が細かすぎる薬剤師や好待遇を求めすぎる薬剤師は、そもそも転職に向かないのかもしれません。
転職で全ての願いをかなえることはできません。そのための、優先順位でもあります。
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市場調査が不十分で情報弱者な薬剤師
客観的な情報を集めずに、先入観や噂で転職してしまうと、転職後に高確率で後悔します。
転職は情報戦です。
例えば、次のような思い込みがあると、思わぬミスマッチが起こり、転職後に後悔します。
- 大手薬局は人事評価がしっかりしている。
- 大手薬局は年収上昇率が高い。
- 大手薬局はコンプライアンスが高い。
- 大手薬局はハラスメント(パワハラ・セクハラなど)が少ない。
大手薬局バッシングのようで恐縮です。
若ければ若いほど、薬剤師は大手への就職を希望する傾向がありますが、「中小と比較すると大手はしっかりしている」というのは幻想にすぎません。
東証一部に上場していようが、店舗数が多かろうが、残念な薬局はあります。

東証一部上場企業や、200店舗を超える薬局チェーンに勤めたことがあるけど、店舗単位ではノンコンプライアンスやハラスメントがある薬局は普通にあったよ。
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また、ひとりのエージェントの話を信じこんで転職。後悔する薬剤師も後をたちません。
複数の薬剤師紹介会社に登録して、そのエージェントの言っていることは正しいのかを検証するしたたかさを持ちたいです。
初めての転職で不安があるなら、ファルマスタッフ
の転職相談会に参加するばいいですし、ゆっくりじっくり親身に相談に乗ってほしいなら、
アプロ・ドットコムが合っているでしょう。
薬剤師紹介会社にも、エージェントにも得意・不得意があります。
転職後に後悔しないために、情報源はひとつに絞らずに複数のエージェントの意見に耳を傾けてくださいね。
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転職後に後悔する薬剤師の特徴3選
では、転職後に後悔する薬剤師の特徴を3つのタイプにまとめましょう!
- 退職理由と志望がリンクしない薬剤師
- 優先順位がコロコロ変わる薬剤師
- 思い込みや噂に流される薬剤師
繰り返しますが、転職は精神的にも体力的にも負荷がかかるイベントです。
あなたが転職で後悔する薬剤師にならないことを。
あなたの理想に近い薬局に無事転職できることを。
心から祈っています。