転職で薬剤師のキャリアプランを作成するなら、最も需要な年代（年齢）はいつだと思いますか？
もちろん30代です。
30代は結婚・出産・子育てなどのライフイベントが目白押しで、薬剤師としても一通り経験し、そろそろ転職しようかな？と思う時期です。
実際、30代は特に転職が多い年代ですよ！
この記事をご覧になっているあなたも「そろそろ転職しようかな？どうしようかな？」とモヤモヤッとした気持ちでいっぱいの30代薬剤師ではないでしょうか？
この記事は、重要な30代に転職で失敗することのないように、30代薬剤師の転職事情と転職先の選び方をご紹介します。
最後まで読んでいただければ、転職のモヤモヤッとした気持ちが晴れるはずです。
では、始めましょうか。
30代薬剤師の転職理由
多くの薬剤師が30代に転職をする理由に興味津々ではありませんか？
30代薬剤師ならではの転職理由を4つご紹介します。
キャリアップのため転職！
30代に薬剤師としてキャリアアップをはかるため、管理薬剤師や専門薬剤師を目指すために転職する薬剤師が多いです。
私も、29歳で転職して・管理薬剤師・マネージャー職を経験し、再再…転職で現在に至ります。
MRから転職！
意外にも多いのが、MRから薬局薬剤師へキャリアチェンジするパターンです。
MRから薬局薬剤師への転職を決意した理由は様々ですが、あなたがMRならこのような不満をお持ちではないでしょうか。
- 激務。命を削ってる。ツラすぎる！
- 転居を伴う転勤がある！
- 薬剤師の資格を活かしたくなった！
- 薬剤師未経験であることに、ただただ不安！
最近は、MR出身者の面接が本当に増えたよ！
MRの退職ラッシュの影響だろうね。
コロナ発生以降の勉強会は、ウェブナー（ウェブセミナー）が常識になったよね。
だから、経営者が「こんなにMRいらん」と気づいちゃったんだ。
薬学部を志したあなたは「患者さんの役に立ちたい・寄り添いたい」いう気持ちが強かったと思います。
数字一筋のMRを続ける間に「薬剤師の資格を活かして、患者さんに関わりたい」と言う気持ちが起こるのも不思議ではありません。
関連記事 あなたはまだまだ輝ける！薬剤師未経験MRはこの薬局をロックオン
年収アップのため転職！（男性薬剤師向け）
30代の男性薬剤師は、結婚・妻の出産を機会に転職で年収アップを狙う方が多いです。
というのも、結婚して家庭を持ち、子供ができると「この年収で家族を養えるだろうか？」と考えが頭の中でグルグル回りだす。
また、30代は最も年収を上げやすい時期でもあります。
この絶好のチャンスを逃してはいけません！
関連記事 何が悪い？私の転職の志望動機はワークライフバランスの改善です
結婚・出産のため転職！（女性薬剤師向け）
30代の女性薬剤師は、結婚・出産を機会に転職する方が多いです。
結婚後は、家事や旦那の世話？が必要になりますし、子供が生まれたら、育児休暇・時短勤務・保育園や幼稚園の送り迎えも必要になります。
できれば、家から近い薬局、夜遅くならない薬局で働きたいと思うの自然ですよね。
今の薬局でそのようなニーズを満たせない薬局なら、いったん退職して落ち着いてから転職しようかと考えるのです。
また、結婚・出産を機会にパート薬剤師や派遣薬剤師を選ぶ方も少なくありません。
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30代薬剤師は転職の黄金期
30代は最後の転職黄金期と言えます。
というのも、40代以上になると転職難易度がグッと高くなり、大幅な年収アップの転職は難しくなりつつあるからです。
関連記事 今度こそ！というあなたへ 3分で分かる40代薬剤師の転職戦略
また、表立って年齢制限をする薬局はありませんが、多くの薬局が30代までの薬剤師を望んでいます。
30代薬剤師であれば、このような転職も十分に可能です！
- MRから薬剤師へキャリチェンジ！
- 大手から中小薬局に転職して年収アップ！
- 調剤未経験ドラッグ薬剤師から薬局薬剤師へ！
- 病院薬剤師から薬局薬剤師へ！
また、20代後半から30代前半は、最も欲しい年齢層でもあります。
なぜなら、 新卒（最短で24歳）からスタートして、5年程度のキャリアを積んだ薬剤師は「若い即戦力」として評価され、管理薬剤師・もしくは管理薬剤師候補として受け入れらるからです。
30代薬剤師転職組は管理薬剤師を狙え
繰り返しますが、30代薬剤師の転職は即戦力が求められ、管理薬剤師としてのスキルと経験があるのか。これが転職の成功・失敗を決定します。
では、管理薬剤師にはどのようなスキルや経験が必要なのでしょうか？
調剤報酬・保険関係の知識
管理薬剤師に調剤報酬・保険の知識がないと、まともな売上管理（次に解説！）ができません。
調剤報酬や保険制度が数年でコロコロ変わることはご承知の通りですね。
この年々変更を重ねるシステムをアップデートして、最新の状態にしておく必要があります。
最近では、在宅医療（居宅医療）に携わる薬局も増加傾向ですので、介護報酬の知識も必要になりつつあります。
在庫管理・売上管理のスキル
薬の仕入れ、在庫管理、売上管理は薬剤師の苦手分野ですが、これもれっきとした管理薬剤師の仕事です。
具体的には、このような内容に取り組まなくてはなりません。
- 期限切れ薬は適正に処分されているのか？
- そもそも期限切れが起こらないように取り組めているのか？
- 薬局が利益を上げられているのか？
- 薬の仕入れに対して、どれくらいの売上があるのか？
- 技術料率は適正なのか？
コミュニケーション能力と問題解決能力
スタッフとのコミュニケーションを円滑にし、薬局の風紀を守り、風通しの良い職場を作る。薬局内のチームワークを高めるのも管理薬剤師の仕事です。
具体的には、このような内容に取り組まなくてはなりません。
- 目標に向かってのチームプレイ
- スタッフ同士揉め事の仲裁
- 患者トラブルの解決
後輩薬剤師を教育できる
管理薬剤師になったからと言って、そこであぐらをかいている場合ではありません。
6年制の国家試験を合格した新卒・若手薬剤師は、本当に真面目で勤勉です。
- あなたは未来を担う管理薬剤師を育てていますか？
（自分のことだけに精一杯になっていませんか？） - あなたは圧倒される情熱を受け入れられていますか？
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30代薬剤師の転職戦略
では、まとめましょう！
30代は若手とベテランのちょうど中間であるため、転職市場では有利な年齢層です。
しかしながら、転職市場では、30代薬剤師にはこのような期待があります。
これは、私が転職する際に薬剤師紹介会社のエージェントから直接聞き出した内容ですので、信ぴょう性は高い情報です。
とはいえ、鵜吞みにしないしたたかさも大切です。
真剣に転職を考えているあなたは、薬剤師紹介会社に登録して直接を確かめてください。