
薬剤師1年目なんですけど、無事に転職できるか心配です。
こんな悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
何を隠そう、私も1社目を1年以内で退職しましたが、不安でいっぱいでした。
でも、転職に不利だったとみじんも感じませんでした。
でも…でも…それでも、1年目で転職するのはさすがに早いのでは…?と悩んでいるデモ隊のあなた。
どうすれば理想の転職ができるのかを、私と一緒に考えていきましょう。
それでは、スタート!
「薬剤師は最低3年は働け!」は都市伝説
「入社したら最低でも3年は働かないと…」と、上司に呪文のように言い聞かされたことはありませんか?
理由は定かではありませんが、日本では「3年間は同じ職場に勤めるべきだ」といわれています。
でも、私はそうは思いません。合わないならさっさと辞めれてしまえばいいと思っています。

キラーン!
あなたは新卒面接で、薬局の説明を十分に受けたかもしれません。
しかしながら、薬局の実情が説明通りとは限らず、実際に就職しないと見えないことは多々あります。就職の初心者ゆえに、わからないことだらけです。
言い換えれば、新卒で理想的な薬局で働けるかどうかはくじ引きと同じで、あなたがコントロールできることではないのです(例えとしてはマズいかもしれませんが…)。
今、薬局の雰囲気が悪いのも、薬局が激務なのも、勉強できる環境でないのも、あなたのせいではありません。
きっとあなたが勤める前からそうだったのです。
新卒での入社というのは、他の職場環境を知らない、比較対象がない無垢な就職なのです。
さあ、3年間の縛りから自由になりませんか?
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薬剤師1年目で辞めたくなる理由
1年目の薬剤師が辞めたくなる理由のトップ3はこうです。
- 人間関係が最悪
- 労働環境が悪い
- 勉強できない(質問できない)
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
人間関係が最悪
薬剤師が1年目で転職しようとする一番の原因は人間関係です。
薬局の人間関係が良好かどうかについては、本当に神頼みです。
人間関係が良好な薬局に配属されればラッキーで、人間関係が劣悪な薬局に配属されてしまえばアンラッキーなのです。
薬局は狭い人間関係で成り立っています。
管理薬剤師を頂点とした封建社会が、すでにでき上がっている薬局も少なくありません。

意外に、事務のお局様が頂点だったりもするよ。
新卒薬剤師は最下層からスタートです。
管理薬剤師ができた人であれば、多少アレな薬剤師がいても、かばってくれるかもしれません。
しかしながら、管理薬剤師がイジワルだったり、キレキャラだったりすると、あなたの未来は明るくありません。
不機嫌は伝染するからです。
薬局は不穏な空気に包まれていることでしょう。
あなたは何も悪くありません。
ただ、ただ、不運にも不機嫌な薬局に配属されてしまっただけなのです。

最下層のあなたが薬局の雰囲気を変えるなんて…。
できませんよね。
労働環境が悪い
薬局を含む医療・介護業界は、ブラック企業が多いです。
調剤報酬(診療報酬・介護報酬)は限られているため、「高収益を出すためには多少のブラックは仕方がない」という空気が、医療業界に漂っています。
長時間労働、無休憩労働、一人薬剤師、みなし残業制度、薬剤師の数合わせ目的の人事異動…。
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また、企業には文化というものが存在します。
良い文化もあれば、悪い文化もあり、厄介なのは後者です。
私が知っている中ではこんなのもありますが、堂々と企業文化としてなりたっていました。
- 定時になると、暗黙のタイムカード打刻があり、閉店までサービス残業。
- 管理薬剤師も多店舗の応援に行くが当たり前。
- 始業時間の20分前からミーティングが始まる。

こんなの、外から見ててもわからないですよね。
勉強できない(質問できない)
研修系の書籍を出版しているからといって、その薬局の教育システムがすばらしいとは限りません。
書籍は(薬剤師を集めるための)広告であったり、その薬局ですら活用されていないモノであったりもするからです。
また、集合研修で新卒薬剤師を鍛えたとしても、実際の現場(所属薬局)で学ぶことの方がよっぽど多いです。
だから、管理薬剤師(先輩薬剤師)がどう新卒薬剤師に関わるかはとても重要です。

あなたの薬局は、質問しやすい空気に包まれていますか?
勉強しやすい環境ですか?
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薬剤師1年目で転職するメリット
薬剤師1年目で転職するメリットは、今回の就職の失敗を次の転職にすぐに活かせることです。
ここまでお読みになっているあなたは、「就職に失敗した」と思っているのかもしれませんね。
でも、あなたは今、基準となる薬局を手に入れました。
- 今の薬局と比べて、(薬剤師紹介会社に案内された)あの薬局の雰囲気はいいね。
- 今の薬局と比べて、(薬剤師紹介会社に案内された)あの薬局は早く終わるね。
- 今の薬局と比べて、(薬剤師紹介会社に案内された)あの薬局は忙しそうだね。
あなたには比較対象ができたのです。
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薬剤師1年目でも転職に不利にならない理由
1年目の薬剤師は思考の柔軟性が高いため、どこの企業も積極的に採用したいです。
薬剤師1年目とはいえ、転職組は中途採用扱いです。
一般的には中途採用は即戦力を求められますが、1年目の薬剤師に即戦力を求めるのは野暮です。
申し上げにくいのですが、企業はあなたに即戦力を求めていません。
それよりも、これから活躍できる薬剤師なのか、育てやすい薬剤師なのか、勤勉な薬剤師なのか、これらに期待しているのです。
採用担当者は、あなたの未来を見ているのです。
ただ、入社1年での短期間転職は事実です。多少の色眼鏡で見られる覚悟は必要です。

1週間で辞めた新卒薬剤師を受け入れたんだけど、馴染んで機嫌よく働いているよ。
「最初の就職で失敗した理由は何か?」を自問自答し、薬剤師紹介会社をうまく利用すれば、きっといい転職が叶うはずです!
- スタンダードな転職活動をしたいあなたはリクナビ薬剤師
- 転職活動は初めて・不安なあなたは、サポートが万全なファルマスタッフ
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薬剤師紹介会社のエージェントは、勤務条件がクリアであるばあるほど親身に相談に乗ってくれますよ。
あなたの転職が、ステキな転職になることを祈っています。