こんな噂話を聞いたことがありませんか?
だからと言って、10社も20社も登録する必要はありません。

じゃあ、どれくらい登録したらいいのかな?
薬剤師紹介会社って、中小含めると膨大にありますからね。
そのお気持ちは痛いほどわかります。
私の肌感覚では、薬剤師紹介会社に登録する数は3社。多くても5社で十分だと思います。

どうして?
薬剤師の転職活動は、複数の紹介会社に登録した方が転職活動が有利に進むのは事実ですが、複数登録するデメリットもあるからです。
この記事を読めば、薬剤師のあなたが紹介会社に登録しすぎると起こりうるデメリットが整理できるはずです。
さあ、始めましょう。
複数登録のデメリット1:薬局求人の比較に疲弊するから
複数の薬剤師紹介会社に登録するデメリットの1つ目は、複数登録すると紹介される求人案件が増えるので、比較疲れを起こしてなかなか決められなくなるからです。
突然ですが、あなたはモンブランとスフレのどちらかをご馳走になるチャンスがあります。
どちらになさいますか?

モンブラン!
少し迷うかもしれませんが、どちらかセレクトできますよね。
では、選択肢が増えたらどうでしょうか?
マドレーヌ・マフィン・ミルフィーユ・アップルパイ・クラフティー・タルト・ガトーショコラ・ブラウニー・ザッハトルテ…。
さあ、選んでください。

アカン。無理。

ミルフィーユにしようかな?アップルパイかな?
あああぁぁっっ!無理。
10社も20社も薬剤師紹介会社に登録してしまうと、これと同じ悩みをかかえることになるのです。

A薬局?・B薬局?・C薬局?
結局どれにしようかな~??
1社登録すればわかることなのですが、薬剤師紹介会社1社あたり結構な数の求人を紹介してくれます。

私は最少で4薬局。最高で20薬局紹介してくれたよ。
数やペースはエージェントや紹介会社によって違うけどね。
複数登録のデメリット2:仕事に支障をきたすから
複数の薬剤師紹介会社に登録するデメリットの2つ目は、複数登録すると対応する手間が増えるため仕事に支障をきたすことがあるからです。
退職してから転職する薬剤師はマレです。
きっとあなたも、忠実仮面薬剤師を演じながらも、懸命に転職先をさがしているのではないでしょうか?
関連記事 薬剤師が転職活動をするタイミングは退職前か、それとも退職後か?
ハッキリと申し上げます!転職活動は想像以上に過酷です。
コロナが発生して以来、その過酷さは増しています。
関連記事 厳重注意!コロナ禍で転職先を決めずに退職すると茨の道が待っています
登録した数だけ、これをこなさなくてはならないのです。
転職活動と仕事の両方に集中できる期間は、3カ月が限界でしょう。
3カ月を超えると、こんな感じに熱かった転職熱が冷えこんで、こんな心境になるかもしれません。

あぁ、転職活動しんどい。
もう、あの薬局でいいかぁ。

たくさんの薬局を見てきたけど、結局はどこも同じちゃうん?
あぁ、転職なる意味なんてあるん?今の薬局でいいか。
関連記事 薬剤師は売り手市場は昔話!転職を繰り返すとどうなるか知らないの?
複数登録のデメリット3:個人情報が保存されるから
複数の薬剤師紹介会社に登録するデメリットの3つ目は、複数登録するとあなたの個人情報はその分だけ保存されてしまうからです。
薬剤師紹介会社に登録すると、登録した数だけ、あなたの学歴・職歴・退職理由などが紹介会社に筒抜けになります。
薬剤師紹介会社に登録すると、(電話やメールなどで)今までの経歴や退職理由を開示しなくてはならないからです。

15年ぶりに転職活動をしたとき、昔登録した紹介会社にはデータが残っていたよ。

何がいけないの?

転職するたびに、転職理由などのデータが蓄積されていくの。
ウソが付けない。付くとバレるということだよ。
関連記事 何が悪い?私の転職の志望動機はワークライフバランスの改善です
今回が最後の転職活動ならいいのですが、きっとそうじゃないですよね?(たぶん)
薬剤師紹介会社に登録しすぎると、今回の転職活動結果が次の転職活動にも影響を与えるかもしれないです。
また、転職が決まってからも自動勧誘メール(下図コレ)を受信してしまうので、おっくうに感じるかもしれませんね。
↑私のメール受信履歴
複数の薬剤師紹介会社に登録する3つのデメリット
では、まとめましょう!
薬剤師の転職活動は、複数の紹介会社に登録した方が転職活動が有利に進みます。
ですが、複数登録するデメリットもあります。
- 求人の比較疲れを起こし、なかなか決められなくなる。
- 対応の手間が増えるため、仕事に支障をきたすことがある。
- 個人情報が保存されるので、今回の転職活動結果が、次の転職活動にも影響が出る。
多すぎず少なすぎず、3~5社も登録すれば十分ですね。