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在宅専門薬局のここが好き・ここが嫌!調剤薬局のお仕事と比較

調剤薬局と在宅専門薬局の違い 転職が不安なあなたへ
この記事は約5分で読めます。

この記事をみているあなたは、在宅の初心者でしょうか?
在宅専門薬局に転職しようかと思っている求職者でしょうか?

薬剤師を続けるにあたって、もう在宅医療は避けて通れません。

でも、在宅は「儲からない・キツイ・ストレスがたまる」との噂が絶えませんね。

本記事は、在宅専門薬局と(普通の)調剤薬局を徹底的に比較します!

どちらがあなた向きなのか。あなた目線でジャッジしてください。

さあ、始めましょう。

調剤薬局と在宅専門薬局の一日のスケジュール

調剤薬局の一日のスケジュールは、比較的固定化されています。

ですが、閉局時間は近隣のクリニックの診療終了後で、それより早く終わることはありません。

はると
はると

遅いところはすごく遅い!

 

在宅専門薬局の一日のスケジュールは固定しずらいですが、比較的定時に終わります。

ですが、施設調剤の手際がよくないと、なかなか帰ることはできません。

調剤薬局の一日

薬局でほほ笑む薬剤師

私は関西在住ですので、関西式の調剤薬局の一日を解説します。

関西のクリニックの多くは、午前診9:00~13:00、午後診16:00~20:00など、昼休みが長く設定されています。
調剤薬局は長時間開局がキホンになるため、早番・遅番のシフトで対応する薬局が多いです。

早番シフト(9:00~18:00)

09:00
掃除・ミーティング・開局

11:00
多くの患者さんが来局する時間帯へ突入!
がんばれ・がんばれ!!

13:00
午前診終了、昼休憩

14:00
薬歴記入・予製作成

15:00
雑談?勉強会など

16:00
午後診開始

18:00
いったん業務終了!
薬歴が残った場合は、記入してから帰宅

遅番シフト(11:00~20:00)


11:00
多くの患者さんが来局する時間帯からスタート。いきなり忙しさマックス!

13:00
午前診終了、予製作成

14:00
昼休憩

15:00
雑談?薬歴記入、勉強会など

16:00
午後診開始

18:00
混雑する時間帯へ突入!
早番のあなた。先に帰っちゃうのね…。

20:00
午後診終了、薬歴記入、閉店

 

調剤薬局はクリニックの診察が終了しないことには終われません。

午前診・午後診察が延長した場合は、遅番スタッフが対応する場合が多いです。

在宅専門薬局の一日

在宅施設でほほ笑む薬剤師

在宅専門薬局は施設在宅がメインになるので、施設往診同行の有無、施設への薬の配達の有無で一日のスケジュールが異なります。

施設往診同行日

09:00
出社
往診同行の準備・打合せ

10:00
医師と施設へ往診同行開始
・医師と処方考察・剤形変更の提案
・残薬・副作用の確認
・介護・看護スタッフと情報共有

14:00
往診同行終了、昼休憩(←曖昧)

15:00
ケアマネジャーと情報共有
薬局へ戻って調剤・監査

18:00
業務終了

施設配達日

09:00
出社
(施設へ)薬の配達準備・調剤

10:00
施設訪問
・配薬と服薬指導
・患者さんとコミュニケーション
・介護・看護スタッフと情報共有

14:00
昼休憩(←曖昧)

15:00
医師と情報共有
薬局へ戻って報告書の作成

18:00
業務終了

 

薬局・受け持つ施設によってスケジュールが異なりますが、大まかにまとめるとこんな感じです。

施設往診同行・施設配達がない日は、ひたすら調剤・監査・報告書作成を行います。

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調剤薬局と在宅専門薬局のここが好き!

OKサインを出す女性薬剤師

ウェブ上にある口コミと私見をまとめるとこうです。

調剤薬局のメリット

  • 薬と調剤内規を覚えてしまえば、ほぼルーチンワーク。
    (ただし、薬情報のアップデートは必要)
  • 診察時間外(昼)はゆったり過ごせる。
  • 転職するとき、いい意味での汎用性が高い。

 

調剤薬局はスタンダードな経験を積みたい薬剤師に人気があるようです。

在宅専門薬局のメリット

  • 薬学に留まらない幅広い医療知識が必要なので、調剤薬局にはないやりがいを感じる。
  • 曜日別に業務が固定されているのでメリハリがある。
  • 患者さんの人生に深く関わることができる。
  • 外出が多いため、ある意味自由度が高い。

 

在宅専門薬局はプラスアルファの経験を積みたい薬剤師に人気があるようです。

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調剤薬局と在宅薬局のここが嫌!

落ち込み気味な女性薬剤師

調剤薬局のデメリット

  • 管理薬剤師の価値観を押し付けられることがある。
  • 店舗間格差(処方箋枚数・時間・営業終了時刻など)が大きい。
  • 人間関係が悪化すると、かなりやりづらい。
  • 薬剤師を顎で使う、お局事務が君臨している店舗がある。

 

調剤薬局は「どの薬局に配属されるか」で天国と地獄が決まるといえそうです。

在宅専門薬局のデメリット

  • 一包化が多く、(施設での)薬のセットに気を使う。
  • 昼休憩時刻と時間が不規則になることがある。
  • 人とのコミュニケーションが苦手な方には、苦痛以外の何物でもない。
  • 患者さんの死に向き合わなくてはならないことがある。

 

在宅専門薬局は(薬局内にとどまらない)対人関係の苦労が多いようですね。

在宅専門薬局と調剤薬局のメリット・デメリット

在宅は「儲からない・キツイ・ストレスがたまる」との噂が絶えませんよね。

でも、あなたが薬剤師であり続けようとするなら、もはや在宅医療は避けて通れません。

なぜなら、薬剤師が在宅医療に携わることで、薬について患者さんや介護施設のスタッフに有益なアドバイスができ、国もそれに期待しているからです。

在宅専門薬局と調剤薬局は一長一短あるので、どちらが優位ということはありません。

あなたにマッチした働き方は、在宅専門薬局でしょうか?
それとも、調剤薬局でしょうか?

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